こんにちは!しまりす学園のぽんずです!
しまりす学園では数学や英語が苦手な中学生に向けて、丸暗記じゃなくて仕組みから理解できる記事を書いています。家庭教師の経験があるぽんず先生が、苦手な子の気持ちに寄り添いながら一緒に考えていきます!

先生!いきなりなんですが現在完了形ってなんなんですか!

現在完了形だね、
現在形、過去形、未来形と違ってなかなかイメージしにくい概念だよね

そうなんですよ!
学校で習ったんですけど、訳が分からずこのままだと文法丸覚えで
楽しくないです、、

それは解決しないといけないね!
丸覚えじゃなくてきちんと理解で現在完了形を使えるようにしよう!
現在完了形は英語の時制の4つの概念のひとつです。
学生の時に習ったことがある、もしくは現在習っている最中だとは思いますがなかなかイメージを持つのが難しいと思います。
現在完了形は過去があって今があるという考えで理解できるのですが、これだけでは何を言っているのか分からないと思います。
なので今回はゆっくり現在完了形について解説していこうと思います!
現在完了形の簡単なおさらい

まずは簡単に現在完了形のおさらいをしていこうね

お願いします!
・現在完了形:have + 動詞の過去分詞形(p.p.)
・完了・継続・経験の3つの意味が存在する
例. I have already eaten acorns.
※acorn:どんぐり
私はもうすでにどんぐりを食べたよ(完了)
I have studied English for 5 years.
私は英語を5年間勉強しています(継続)
I have been to Canada once.私はカナダに一度行ったことがあります(経験)

大体こんな感じかな

そうですそうです!
現在形とか過去形と違って覚えなきゃいけないことがたくさんあって嫌になります、、
学校の授業でいきなり「現在完了形」という訳のわからない単語が登場し、そこから完了、継続、経験という3つの用法を勉強します。
ちょっと待ってくれと。
訳のわからない時制が登場し、そこの理解もできないまま3つの使い方をマスターしないといけないのかと。
そんなのはあんまりです。
ですが安心してください。
今回の記事を読んでいただければそんな不安や悩みも消え去ることでしょう。
現在完了形を完璧に理解
そもそも現在完了形は日本の文法に存在しない

現在完了形を勉強したときにわけがわからず丸覚えした人がたくさんいるよね

そうなんですよ
「結局あれはなんだったんだ?」ってなってます

日本人は文法こそ存在しないものの知らず知らずのうちに使いこなしているんだ
おっとここでよくわからないことが飛んできましたね。
日本の文法には存在しないと!
厳密に言えばそんなことはないと思いますが、見た目からでは「これが現在完了形の印だ!」というような判断が日本語ではできないんですね。
ですが、概念自体はちゃんとあります。
つまり、見かけ上は存在しないが感覚的にもうとっくにあなたは現在完了形を日本語ではマスターしているんですね!
ほんとにそうなのか?ということを今から試していきましょう!
・I ate acorns
・I have eaten acorns

この2つの英文をそれぞれ訳せる?

うーん、上の文章は「私はどんぐりを食べた」だけど
下の文章はどう訳していいものか、、

下の文章も「私はどんぐりを食べた」で十分なんだよ
ここで訳すのに悩んだ方、全くもって問題ないです!
ちゃんと二つの違いを認識しながらそれぞれ別の訳を考えた方も素晴らしいです!
ここで伝えたいことは過去形と現在完了形は日本語の見かけ上同じだということです。
ですがもちろんニュアンスの違いをちゃんと日本人はわかっています。
日本人は話の流れや文脈でどちらか判断するのに対して、英語を使う人はちゃんと見た目上でも違いをつけているということですね!
現在完了形は日本の文法に存在しないけどそのニュアンスは存在している
時制は基本的に一致させるもの

さぁ、現在完了形を習得する前にこれまでの時制について話していくよ

時制って「現在形」とか「過去形」とかですよね
なんでそんなものを今更おさらいするんですか?

現在完了形をマスターするのに大切なことだからね
当たり前なことかもしれないけど、僕たちは現在形の質問は現在形で過去形の質問には過去形で答えているんだ
もっと噛み砕いて説明しろと言われたらぐうの音も出ないのでゆっくり説明していきます!
普通会話する時って時制、つまり今のことなのか過去のことなのかを一致させることを無意識下で行っているんですね。
「お、今何してんの?」
「昨日ステーキ食べたんだよねー」
、、、どうですかこれ、違和感の塊だと思います。
これは「お、今何してんの?」という今のことに対して、「昨日ステーキ食べたんだよねー」という過去のことを話しているから話が破綻しているんですね!
なのでさっきの会話で言うと、
「昨日夜ご飯何食べたの?」という過去のことを聞いてくれたら
「昨日ステーキ食べたんだよねー」と言う回答が成立するわけですね。
このような感じで会話をする時、時制を一致させることはとても大事なわけです!
基本的に時制を一致させないと会話に違和感を感じてしまう
過去形とのイメージの違い

ここから過去形との違いについて言及していくんだけど、
僕たちの会話では時制が一致しなくても成立する場合があるんだ

そんな場合、ありますか??

気づいていないかもしれないけどちゃんとあるんだよ
これが過去形との大きな違いになってくるんだ!

先に話すと現在完了形は「過去があって今がある」
これなんだ
ここから現在完了形のニュアンスを解説していこうと思います!
まずは時制が一致しなくても会話が成立する問題、ここから話していきます。
ちょっと待ってくれと、「さっきまで時制は一致させないといけないって話してたじゃないか!裏切り者!」と言われても仕方ありません。
ですが現に成立する時があって、それこそが現在完了形を理解する鍵なのです!
さっきの例を出したら、時制が一致しなくても会話が成立する時があるのか?と懐疑的になりそうですが、次の例を聞いていただけたら「確かに!」となるはずです。
あなたは明日学校があります。なんなら忌み嫌う定期テストの初日なのです。
これまでなかなか重い腰が上がらず思うように勉強が進まなかったので、このままいけばテストでとんでもない点数を取ることになりそうです。
前日ともなれば気合を入れて勉強できるのが人間の七不思議、あなたはまず勉強机と向かい合います。
まずは机の上が汚いことを認識します。
こんな状況じゃやりたい勉強ができないじゃないか、まずは机の清掃から始めます。
コツコツ整理整頓から始めていくと、ずっと無くしてた漫画が見つかったではありませんか!
これは思わぬ収穫、久しぶりの再会に感無量。
思わずページを開いてしまいます。
久しぶりに読むと作品自体の面白さはもちろん、懐かしさも相まってどんどんページをめくる手が止まりません。
終盤のクライマックスでいいところで終わってしまいます。
このモヤモヤを抱えたまま自分は勉強ができるのか?
否!できない!
このモヤモヤを解消するために続きの巻を手に取り読み進めていきます。
そんなこんなしていると気づけば深夜1時。
まずい!勉強できてないじゃないか!
これは徹夜コース確定です。
ですが眠気もきていることは確か、だが先生や親に低い点数を取って叱られるよりは何倍もマシ。
眠い目を擦って勉強に勤しみます。
そして気づいたら朝の7時。
疲弊した状態で学校へ行きます。
いつものように友達を挨拶を交わした時に友達からこう聞かれるわけです。
「顔色悪いけど、どうしたの?」
さぁあなたはここでどう答えるでしょうか!?
ただの解説記事にしては明らかに無駄があったのは置いといて、
「徹夜で勉強したんだよねー」と答えるのではないでしょうか?
他の回答を用意したあなた、今だけは答えをねじ曲げてください。
仮に「徹夜した」と答え場合、これは会話として成立しているはずです。
ですが、ここで気づいてほしいのは向こうは今のことを聞いているのに、あなたは昨日のことを答えているのです!
なんと言うことでしょう、時制が一致してないのに会話が成立しているじゃありませんか!
ではなぜ成立するのか、それが過去があって今があると言う意味が「徹夜した」と言う言葉に込められているからなんです!
ここでは昨日徹夜した過去があるだから今体調が悪いんだと言うニュアンスになると思います。
ここが過去形との大きな違い。
過去形が過去に何かあっただけ、今とはなんの関係もない。
ですが現在完了形だと、過去にこう言うことがあって、だから今こんな感じなんだよと言うニュアンスになります!
現在完了形は「過去があって今がある」という考え方
過去形は「過去は過去、今とは関係ない」という考え方でバッチリ!
完了継続経験なんて覚えなくても大丈夫

さっきの「過去があって今がある」。
この考えさえ持っておけば、完了・継続・経験っていう3つの分け方、無理に覚えなくていいんだ!

そうなんですか?覚えることが少なくて嬉しいです!

うん。正直に言うと、僕も中学のときはこの3つの名前を必死に丸暗記して、テストのたびに「これは完了?経験?」って毎回迷ってたんだ。

先生でも迷ってたんですか!

迷ってたよ。でもね、この3つ、ぜんぶ中身は同じなんだ。
だから見分ける必要が、そもそもないんだよ。ひとつずつ見てみよう!
完了・継続・経験。
この3つ、まったく別のルールだと思っていませんか?
実は、どれも中身は同じなんです!あんな分け方をするから余計に難しく感じてしまうんですよ。
「過去があって、今がある」。
本当かどうか、さっきの3つの例文を並べて確かめてみましょう。ぜんぶ同じ考え方で読めてしまいます!
I have already eaten acorns.
私はもうどんぐりを食べたよ

「もう食べた」ってことは、ちょっと前にどんぐりを食べる出来事があったんだよね。
じゃあ今はどうなってる?

お腹いっぱいで、もう食べなくていい状態です!

そう!過去に食べた、だから今お腹いっぱい。
ほら、過去があって今があるでしょ。
学校ではこれを「完了」と呼びます。
でも、名前は忘れて大丈夫。
「食べた(過去)→お腹いっぱい(今)」がわかれば、大丈夫!
覚えることはなるべく少なくしていきましょう!
ちなみに過去形だとどんなニュアンスになるかというと、「私昨日どんぐり食べたんだー、、、」これだけです。ただ昨日どんぐりを食べたことを言いたかっただけです。
I have studied English for 5 years.
私は英語を5年間勉強しています

これは「5年間ずっと勉強してる」だね。
じゃあ、この勉強はいつ始まったんだろう?

5年前です!

そうだね。5年前に勉強を始めて、それが今もずーっと続いてる。
これも過去があって今がある、だよね。
これは「継続」と呼ばれるやつ。でも、やっぱり名前はどうでもいいんです。
「始めた(過去)→今も続いてる(今)」。さっきとまったく同じ考え方ですね。
I have been to Canada once.
私はカナダに一度行ったことがあります

最後はちょっとイメージしづらいかも。「カナダに行ったことがある」。
行ったのはいつ?

昔ですね。

うん、昔カナダに行った。その経験は今も自分の中に残ってる。
だから「カナダのことなら知ってるよ」って言えるわけだ。これも…?

過去があって今がある!

完璧!
これが「経験」。ここまで来たら、もうお気づきですね。
3つとも、ぜんぶ「過去があって今がある」で読めてしまいました。
3つの文、言っていることはバラバラに見えますが、図にしてみると形はぜんぶ同じですよね。
左に過去の出来事、右に今の状態。
どれも過去があって今があると言うことさえ覚えておけば相手がどう言う意図で現在完了形を使ったかがわかるわけです。
つまり、完了・継続・経験を「別々に覚えよう」としなくていいんです。
むしろ、覚えようとするから混乱する。「これは完了?継続?」って迷った経験、ありませんか?
あんな迷い、非常に勉強の邪魔です。あんなのは勉強が得意な子だけやっておけばいいんです。
僕たちは必要最低限の大事なことだけ覚えてあとは明日の晩御飯でも考えておきましょう!
もう迷わなくていい。名前を当てる必要なんて、はじめからなかったんですから。
英語の文を見たら、「昔なにがあって、今どうなってるのかな」と考えてみる。それだけで、その文が言いたいことは全部つかめます!
完了・継続・経験は、あとから付けた「名前」なだけ
どれも中身は「過去があって今がある」ひとつだけ
まとめ

3つ覚えなきゃって思ってたけど、ぜんぶ同じ考え方だったんですね!

そうなんだよ。名前に振り回されなくていい。
「過去があって今がある」、これだけ持って帰ってくれたら大満足だよ!
はい!ということで今回のまとめです。
現在完了形の中身は「過去があって今がある」
完了・継続・経験の名前は覚えなくていい
文を見たら「昔なにがあって、今どうか」を思いうかべる
現在完了形は、have+動詞の過去分詞で作ります。でも本当に大事なのは、形よりも考え方でしたね。
「過去に何かがあって、それが今につながっている」。ただそれだけなんです。
完了・継続・経験という3つの用法も、わざわざ名前を暗記して見分ける必要はありません。
文を見て「昔なにがあって、今どうなっているか」を思いうかべれば、その文が伝えたいことは自然とわかります。
とはいえ、ここまでの話を全部覚えておくのは大変だと思います。
なので、改めて持って帰るのは一つだけで大丈夫です!
現在完了形は「過去があって、今がある」。
あとは全部忘れてしまって構いません。忘れたらまたここに戻ってきてください。
これで現在完了形は、もう怖くありません!
一つひとつ理解を積み重ねていけば、必ず解ける問題は増えていきます!
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!
わからなくなったら、いつでもこの記事に戻ってきてくださいね。
他の記事ものぞいてもらえるとうれしいです!
おまけ:beenとgone

そういえばなんですけど、
例文でもあった「I have been to Canada once.」
これなんで「行った」ていう訳なのに「been」なんですか?
goの過去分詞である「gone」でいいと思うんですけど、、

いい質問をしてくるね!この場合goneを使ってしまうと、
「カナダに行って、まだ帰ってきてない」
というニュアンスになってしまうんだ

え?なんでそんなことになるんですか?
過去形ではそんなことにならないのに!

これも「過去があって今がある」という考えが影響しているんだ

goは「行く」という意味だけど、これはある場所に向かっているイメージだよね


こんなイメージですよね

そうそう、ここで大事なのは目的地に辿り着いていないことなんだ

なんかわかってきましたよ!
過去にその場所へ向かっていて、その結果今その場所にいるってことですね!

そう!だから今、元の場所に帰っていないというのがわかるよね

「行った」だとgoneを使いたくなるけど、
「行ったことがある(=行って戻ってきた経験がある)」を言いたいときは、場所を表せるbe動詞のbeenを使うんだね

スッキリしました!ありがとうございます!


コメント