方程式の文章題、実は日本語を数式に「翻訳」するだけです!

しまりす中学数学

こんにちは!しまりす学園のぽんずです!

しまりす学園では数学が苦手な中学生に向けて、丸暗記じゃなくて仕組みから理解できる記事を書いています。家庭教師の経験があるぽんず先生が、苦手な子の気持ちに寄り添いながら一緒に考えていきます!

※このサイトの記事は分かりやすさや納得できるかに焦点をおいているため、学術的な正しさが担保されていないことはご了承ください🎓。

まめきち
まめきち

方程式の文章題、全然わからない…。式をどうやって作ればいいのか、さっぱりだよ。

ぽんず先生
ぽんず先生

式を「作る」必要はないんだよ。問題文を数式に「翻訳」するだけなんだ。

まめきち
まめきち

翻訳…?

今回は方程式の文章題が苦手な人に向けて、式の「作り方」ではなく「翻訳の仕方」を丁寧に解説します。

方程式の解き方自体がまだ不安な方は、先にこちらを読んでみてください!

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文章題が難しく感じる理由は2つある

方程式の文章題でつまずく原因は、だいたい次の2つです!

① 問題文の状況が読み取れない

② 状況はわかっても、式が作れない(立式できない)

①は国語力の問題なので、今回はさらっと流します。

今回メインで扱うのは②です。

「状況はなんとなくわかるのに、式が浮かんでこない」という人は多いです。

でも、これには理由があります。

式を「ゼロから生み出そう」としているからです!

実は式は、生み出すものじゃないんです。

式を「作る」んじゃなくて「翻訳」するだけ

突然ですが、英語の翻訳を思い浮かべてください。

「I have three apples.」という英文を日本語にするとき、どうしますか?

「I=私」「have=持っている」「three=3つ」「apples=りんご」——と、単語を1つずつ日本語に置き換えていきますよね。

ゼロから文章を作っているわけじゃない。

もとの文が「設計図」になっていて、それを別の言語に置き換えているだけです。

方程式の文章題も、まったく同じです。

問題文(日本語)が設計図になっていて、それを数式という「別の言語」に置き換えるだけ。

まとめると!

式は「作る」ものじゃなくて「翻訳する」もの。

この考え方を持つだけで、文章題のハードルがぐっと下がります。

まめきち
まめきち

じゃあ日本語の単語を数式に置き換えるイメージってこと?

ぽんず先生
ぽんず先生

そうそう!たとえばこんな感じだよ。

日本語 → 数式 翻訳表 日本語 数式 〜と〜を合わせると +(たす) 〜円のものが△個 〜 × △ 合計は〜円 = 〜

「合わせると」は足し算、「〜円のものが△個」はかけ算、「合計は〜円」はイコールの右側。

日本語の言葉が、数式のパーツに対応しているんです。

xって何に使うの?「求めたいもの」に使う

翻訳するときに1つ困ることがあります。

「まだわかっていない数」は、どう書けばいいの?という問題です。

そこで登場するのがx(エックス)です!

xの使い方はシンプルです。

「問題が求めている、まだわかっていない数」をxと置く。

それだけです。

まめきち
まめきち

「まだわかっていない数」ってどういうこと?

ぽんず先生
ぽんず先生

たとえば「まめきちがどんぐりを何個か持っている」としよう。この「何個か」がまだわかっていない数だよ。いくつか決まってないから、ひとまずxって名前をつけておくんだ。

まめきちが持っている どんぐりの数 まだわかっていないから x 個 (わからない数) (xと名前をつける)

「わからない数に名前をつける」だけです。

難しく考えなくて大丈夫です!

この文字についてちゃんと理解しておきたい方はこちらの記事を読んでみてください!

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ここまでのまとめ

式は「作る」ものじゃなくて「翻訳」するもの

「まだわかっていない数」に x と名前をつける

文章題を解く6つのステップ

翻訳のイメージとxの使い方がわかったところで、実際に問題を解くときの流れを確認しましょう。

文章題はいつも、この6ステップで解けます!

STEP 1 問題文を読んで、状況を理解する STEP 2 状況を図にして整理する STEP 3 求めたいものを x と置く STEP 4 問題文を数式に「翻訳」して方程式を作る STEP 5 方程式を解く STEP 6 答えが合っているか確認

STEP1〜2で「状況の把握」、STEP3〜4で「翻訳」、STEP5〜6で「計算と確認」です。

文章題が苦手な人は、STEP1〜4を飛ばしていきなり式を書こうとしがちです。

でも焦らなくて大丈夫。このステップを1つずつ踏めば、必ず式が作れます。

では実際に例題でやってみましょう!

例題:まめきちのお買い物

次の問題を、6つのステップで解いてみます。

【例題】 まめきちは1個80円のどんぐりクッキーと、 1個120円のどんぐりケーキを合わせて10個買いました。 合計金額は1000円でした。クッキーは何個買いましたか?

STEP 1 問題文を読んで、状況を理解する

まず問題文をゆっくり読んで、「何が起きているか」を整理します。

登場するものを確認しましょう。

・どんぐりクッキー(1個80円)

・どんぐりケーキ(1個120円)

・合わせて10個買った

・合計は1000円

・クッキーが何個かを求めたい

STEP 2 状況を図にして整理する

状況を図にすると、こうなります。

まめきちが買ったもの(全部で10個・合計1000円) どんぐりクッキー 1個 80円 ← 何個? どんぐりケーキ 1個 120円 ← 何個? 個数の合計:10個 金額の合計:1000円

「クッキーとケーキ、それぞれ何個買ったかはわかっていない。でも合計の個数と金額はわかっている」という状況がはっきりしましたね。

STEP 3 求めたいものをxと置く

問題が求めているのは「クッキーの個数」です。

なのでここでは、クッキーの個数を x 個と置きます。

クッキーが x 個とわかれば、ケーキの個数も自然に決まります。

合計10個なので、ケーキは (10 − x)個です。

ここの(10 − x)個というところでパニックになったかたもいらっしゃると思います。

ごめんなさい。

こういう時は文字ではなく普通の数字で考えて見るのが超おすすめです!

前提としてどんぐりクッキーとどんぐりケーキを足したら10個になりますよね。

なので例えばクッキーを4個買えばケーキは6個です。

クッキーを7個買えばケーキは3個です。

クッキーを1個買えばケーキは9個です。

、、、、これ毎回10からクッキーの個数を引いた数がケーキの個数になってませんか?

そこに気づけたあなたは素晴らしい!

気付けなくてもまっったく問題なし!

10-クッキーの数がケーキの個数で、クッキーの個数をxと置いています。

つまり、ケーキの個数が(10 − x)個になるわけですね!

どんぐりクッキー x 個 (求めたいのでxと置く) どんぐりケーキ (10−x)個 (10個からクッキーを引いた残り)

クッキーをxと置いた瞬間に、ケーキの個数も(10-x)という形で表せました。

「わからない数」が1つのxだけになりました!

STEP 4 問題文を数式に「翻訳」する

いよいよ翻訳です!

問題文の中で、数式に翻訳できる文を探します。

今回は「合計金額は1000円でした」という文が使えます。

「翻訳」のイメージ クッキーの代金 + ケーキの代金 = 合計1000円 ↓ 翻訳する クッキーの代金 80x ケーキの代金 120(10−x) 1000

「クッキーの代金」は、1個80円のものがx個なので 80x

「ケーキの代金」は、1個120円のものが(10-x)個なので 120(10-x)

「合計は1000円」なので、右辺は 1000

これで方程式ができました。

80x + 120(10-x) = 1000

まめきち
まめきち

ほんとだ!問題文の言葉を1つずつ数式に替えたら、式ができた!

ぽんず先生
ぽんず先生

そうそう!これが翻訳だよ。式を「ゼロから思いつく」んじゃなくて、問題文の言葉を1つずつ数式に替えていくだけなんだ。

STEP 5 方程式を解く

あとは方程式を解くだけです。

80x + 120(10-x) = 1000

80x + 1200 - 120x = 1000

-40x = 1000 - 1200

-40x = -200

x = 5

STEP 6 答えが合っているか確認する

x = 5、つまりクッキーが5個ということは、ケーキは 10-5 = 5個です。

代金を計算して確かめましょう。

80 × 5 + 120 × 5 = 400 + 600 = 1000円 ✓

合計がちゃんと1000円になりました。

まめきち
まめきち

答え:クッキー5個!ちゃんと確認もできた!

ぽんず先生
ぽんず先生

完璧!ステップを1つずつ踏んで、ちゃんと解けたね!

練習問題にチャレンジ!

同じ手順で解いてみましょう!

練習問題①

まめきちは1本60円の鉛筆と、1本150円のシャープペンシルを合わせて7本買いました。合計金額は570円でした。鉛筆は何本買いましたか?

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答え

鉛筆 4本

タップで解説を確認!
解説

鉛筆の本数を x 本と置きます。シャープペンシルは(7-x)本です。

鉛筆 1本 60円 x 本 シャープペンシル 1本 150円 (7-x)本

「鉛筆の代金+シャープペンシルの代金=570円」を翻訳すると:

60x + 150(7-x) = 570

60x + 1050 - 150x = 570

-90x = 570 - 1050

-90x = -480

x = 4

(シャープペンシルは 7-4=3本)

確認:60×4 + 150×3 = 240 + 330 = 570円 ✓

練習問題②

まめきちは500円を持ってお店に行きました。1個90円のどんぐりキャンディをいくつか買ったところ、おつりは140円でした。キャンディを何個買いましたか?

タップで答えを確認!
答え

4個

タップで解説を確認!
解説

キャンディの個数を x 個と置きます。

持っていたお金 500円 キャンディの代金 90x 円 おつり 140円

「持っていたお金=代金+おつり」を翻訳すると:

500 = 90x + 140

90x = 500 - 140

90x = 360

x = 4

確認:90×4 + 140 = 360 + 140 = 500円 ✓

まとめ

まめきち
まめきち

式を「翻訳」するって考えたら、なんかできそうな気がしてきた!

ぽんず先生
ぽんず先生

その感覚が正解だよ。あとはステップを1つずつ丁寧に踏むだけで、どんな文章題も解けるようになるからね!

はい!ということで今回のまとめです。

方程式の文章題 まとめ

式は「作る」ものじゃなくて「翻訳」するもの

「求めたいもの」を x と置く

① 読む ② 図にする ③ xを置く ④ 翻訳 ⑤ 解く ⑥ 確認

方程式の文章題は、問題文をしっかり読んで、ステップを1つずつ踏むだけで必ず解けます。

「翻訳」という考え方を持つだけで、今までの文章題への苦手意識がきっと変わるはずです。

一つひとつ理解を積み重ねていけば、必ず解ける問題は増えていきます。

とにかく!

この記事が少しでも多くの人の学習の一助となればいいなと思っています!

一見複雑そうに見える数学ですが、意外と単純だったりもする。

そういうことをしまりす学園では発信していきたいなと思っています!

これからも少しでも多くの数学嫌いの方たちの助けになるような記事を書いていきたいと思うので、よろしくお願いいたします!

別の記事も読んでいただければありがたいです!

改めてここまで読んでくださりありがとうございました!

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